第9章 デート編 チョロ松と愛しのプレデター
極太○○○とか、○薬とか、デ○ルド、手錠…喉から手が出るほど欲しくなったメイド服はとりあえずガマンし、結局買ったのはコ○ドームと定番アイテムピンク○ーターだけにした。
大したものは買ってないけど、いろいろ勉強にはなった。
最近のオモチャは、女子も恥ずかしくないようにオシャレな物が多いらしい。
だから、もしかしたら主ちゃんも抵抗なく使える日が来るのかも…なんて思ったり。
(主ちゃん、気に入ってくれるといいけど…)
ぼくはリュックの奥にオモチャをしまい、駅の改札で主ちゃんを待った。
いつか使う日を夢見てワクワクしながら…。
・・・
「チョロ松くーん!」
「や、やぁ!主ちゃん!」
僕の大好きなアイドル兼彼女主ちゃんが、笑顔で改札から出てきた。
「あれ、早めに来たつもりだったのに」
「あぁ、ぼぼ僕も今来たところだからさ!」
「遅れなくてよかったー、冬葉原って駅が広くてちょっと迷っちゃった」
「そ、そう!じゃあ行こうか!」
僕が歩き始めると、主ちゃんが服の袖を掴んできた。
「どどどうしたの!?」
「……手、つなご?」
「あっ!!ゴメンッ!」
「謝らないで?」
そう言われたのに、またゴメンと言ってしまい主ちゃんにクスクス笑われてしまった。
僕ってやっぱり不器用だな。