第8章 デート編 カラ松の温泉旅行
「そーゆー事じゃないのっ!じゃあ、わたしからなら雑草も美味しく食べられるの?」
「いいだろうっ!受け止めてやるよ!!」
「あっそ!!」
不機嫌に見せかけて照れるマイハニー。
なんだこのハピネスエリアは!?
ってゆーかハニーの可愛さに、古民家でオレのアレが思わずチョモランマしてしまった…!
オゥシット!だからそーゆー話題はこっちではダメだと、自分に何回言い聞かせれば…!!
いや……下ネタまでならセーフか?
「カラ松くん?」
「な、なんだハニー?」
「急に前かがみになってどうしたの?」
フッ、ウブなカラ松ガールズに教えてやろう。
男ってヤツは下半身が反応すると、前かがみになって収まるのを待つんだ。
でないと股間がキャンプ場になるから。テント張ったのちバレるから。
せっかくのデートを、チョモランマの頂で台無しにされては困るんだ。
麦茶が涙でしょっぱくなってしまう。
「いや、これはだな…可愛い主をもっと近くで見たくなったから…」
「っ!!」
(ん?なぜ照れている……って!)
頼むからその可愛い顔やめてくんない!?
チョモランマが収まるどころか雪解け水が流れ出すからっ!!
「わ、わたしトイレ行ってくるねっ」
主は急に立ち上がると、顔を赤く染めながらそのままトイレへと向かった。
そのおかげで、なんとかオレも平静を取り戻したのだった。