第8章 デート編 カラ松の温泉旅行
旅行のために珍しく日雇いのバイトで金を貯めたんだ。
そう、愛のためならば男は何だって出来るのさっ。
そしてついに時は来た!!
明日から一泊二日で愛の逃避行が始まるんだ!!
二人きりの世界、日常を忘れ、甘いひとときを過ごせる!!
あぁ、考えただけで下半身が熱くたぎる。
…オレとした事が、またギリギリな表現をしてしまった。
すまない…カラ松ガールズ…。
なんて、考えている場合ではない。
早く明日のデートプランを立てなければ。
「おい、ブラザー返してくれないか?調べたい事があるんだ」
—ビリィッ—
「あ」
「おぉぉいっ!?お前何破いてんだーー!?」
「アハハ、ごめーん。足の指に挟んだら取れなくなっちゃって!」
おそ松…相変わらず予測不能なバカをするヤツだ。
オレはちらばった旅行雑誌を必死にテープではり合わせ、明日へ向けてデートプランを企てるのだった。
・・・