第7章 デート編 部屋と長男とゾンビ
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意識がボンヤリと戻ってきた。
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部屋に漂うは主ちゃんの手料理の匂い。
お(……カレーだぁー!!)
ひゃっほうと心の中で叫んで、俺は起き上がった。
少し眠ったおかげで、頭が随分とスッキリしている。
キッチンに立つ主ちゃんに、気づかれないよう息を潜めて近寄って行く。
お(エプロン…クソかわいーな…!裸にエプロンは定番すぎるから、水着にエプロンとか…。うん、それは海でBBQって感じか。なんか、1000本ノックのおかげでエロいシチュエーションすぐ思いつく!俺、絶好調!!)
主ちゃんはカレーを味見しながら、よく分かんない香辛料?っぽいのを鍋に振りかけている。
お(約束したし…このままヤッても怒らない…よな?)
じわりじわりと距離を縮めた。
主ちゃんが小皿にカレーを掬いかけたところで…
お「主ちゃあーーん!!いっただっきまーす!!」
主「わっ!?」
後ろから羽交い締めをするように抱きしめると、
反動で主の左手から小皿が飛んで、
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お「あっぢぃぃぃぁあああ!!??」
俺の顔面にヒットしたのだった。
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