第7章 デート編 部屋と長男とゾンビ
主人公視点
久々におそ松くんが家へ遊びに来ることになった。
主(これでいい…かなっ。)
鼻歌を歌いながら、太陽の匂いと柔軟剤の香りが混じり合う、乾きたてのベッドシーツを敷く。
主(おそ松くん、これで寝心地良くなるかな?布団も干したし、あとは枕も…。そういえば、ゴムは……ってわたし何でこんな…!?)
気がつくと、約束のことばかり考えている。
ずっと逃げていたけれど、本当は…心待ちにしていた。
付き合ってから見えてきた、彼の自堕落な生活。
それが、わたしのいじわるで少しでも改善されるなら…と、心を鬼にしていたのである。
下着をお気に入りの、水色にふんわりレースが付いたデザインのに付け変えていると…
ピンポーン
主「!!」
ついに、デートを告げるチャイムが鳴った。