第7章 デート編 部屋と長男とゾンビ
お「えーと、あとは床下…メンドイからもういいかー」
チ「あのさ…何してんの?疲れ切ってツッコめないからそーゆーのやめてくんない?」
ト「あぁっ!ボクの愛蔵版へそコレ!」
カ「おそ松…オレ達のAVなんて集めて何を企んでいる!?」
お「あれ?気になっちゃった?聞いちゃう?じゃあ教えちゃう!」
チ「AV使ってやる事なんて1つしかなくない?」
お「聞いてくれ!俺は今ここに宣言しまーす!!」
気をつけの姿勢から、ピシッと右手をあげる。
カ、チ、一、十、ト「………」
お「俺は明日…!!DTを…卒業します!!」
カ、チ、一、十、ト(な、なにぃ!!??)
お「よって、只今より、きたるぐっちょんぐっちょんに備え、AV1000本ノックを敢行することを、ここに誓いまーすっ!!」
カ、チ、一、十、ト「………」
お(あれ?無反応?)
いつもカラ松はこの沈黙に耐えているのか、なんて頭をよぎった時…
カ、チ、一、十、ト「うおおぉぉぉおおお!!!!」
パチパチパチパチ!!
かわいい弟達の怒号のような拍手に包まれた。
カ「ついにぬるぬるするんだな!!無茶するなよっ!」
チ「どぅるっどぅるかぁ〜!!あのバカ長男がねぇ!」
一「おれも、ねっちょねちょしたい…」
十「じゃあぼくトスバッティングやるー!!」
ト「十四松にーさん、比喩的な千本ノックだから!!落ち着いて!僕のAV割らないでー!!」
・・・
こうしておそ松は、弟達に見送られながら、家中のAVをかき集め居間に向かった。
その足取りは、一歩一歩重厚で、男の覚悟を物語っていた…というのは弟の後日談である。
弟達は思った 。
本気になったバカほど恐ろしい物はない…と… 。