第6章 トッティの憂鬱
チ「では第1問!今日の主さんのパンツの色は?」
ト「っておぉぉぉおいっ!!??1問目から何ゲスい出題かましてんのーー!!??」
ト(こんなん一気に引かれるに決まってる!ってか色当たったらずっと意識しちゃうし!!)
主ちゃんを見ると赤くなって下を向いている。
ト(…こ、これはこれでいいプレイ…じゃなくてっ!恥ずかしい思いをさせないように、守ってあげないと!)
チ「はい時間切れ!ではみんなの回答を見ていきましょう!長男からどうぞっ!」
お「うーすっ」
おそ松兄さんが回答フリップをひっくり返した。
無駄にクオリティの高いクイズ番組さながらのセットに、呆れを通り越して関心を覚えてしまう。
チ「ほう、赤色!なぜ赤にしたんですか?」
お「えー?言っていいのかなぁー?まず、俺のイメージカラーとお揃いだと嬉しいと思ってさ!あと、赤なら女の子の日でもよごボェバァッ!!!!」
言い終わる前に僕はドロップキックをお見舞いした。
ト「このゲスーッ!!女の子の前でなに言ってんだよ!?」
チ「はい、時間ないから流していきますよー。次は次男どうぞ!」
ト「ゼェ…ゼェ…」
カ「フン…俺の番か…。俺は定番だがホワイトゥッ!!なぜかって?それはだな、彼女の麗しい雰囲気は、神に愛されしホワイトエンジェルそのもヘブンッ!?」
司会者がヒュンと未使用の回答フリップをカラ松兄さんのこめかみに向かい投げた。
あーあ、血が出ちゃってる。
ボクこわーい。
チ「はい、白ですね。では、四男さんどうぞ」
カ「オレの扱いおかしくない!?おそ松よりまともな回答だったけど!?」
チ「やかましいな…失格にしますよ?はい、次!」
ト(なんかこの司会者私情を挟んでない!?まぁ、ボクも同感だからいいけど)
一「……」
一松兄さんのフリップには文字が書かれていない。その代わり真っ黒に塗りつぶされている。