第6章 トッティの憂鬱
ト「いや、ちょっと待ったー!!??こんなバカな企画やるわけないでしょっ!!」
ぼくは、回答席の台を叩きつけるように手をついて反抗した。
チ「おおっと!トド松さんは早速棄権か!?」」
ト「はぁっ!?ち、ちげーし!!ってゆーかチョロ松兄さんはやんないの?」
チ「ああ、それなら平気。全員ハズレたら僕にポイントが入るから」
ト「何それ一番おいしくない!?つーかさ、こんな事いちいちしなくても、そんなにデートしたいなら直接お願いすればいいだけの話でしょ!?」
もう、ヤケクソになってきた。
お「もー細かい事は気にすんなって!だってよく考えてみ?俺ら6人と主ちゃんがデートしたって、1人あたりの主ちゃん成分が6分の1よ?だったらクイズに優勝した人が独り占めの方がいいでしょー?」
ト「いや、そもそも主ちゃん成分摂取できる権利、ボクにしかないから」
チ「トド松さん好戦的ですねぇ!では早速始めましょう!」
チョロ松兄さんは白い歯を光らせクソみたいに笑うと、主ちゃんに向き直った。
チ「これから出題されるクイズの正解は主さんの判断にお任せします!つまり、答えは司会である私も分かりません。知るのはこの麗しの姫主さんのみ!さぁさぁ、ここへ座ってください!」
主ちゃんは、『正解』と書かれたダンボールが貼られた公園のベンチに座らされた。
ト「主ちゃん、こんな事になってゴメンね…。嫌なら帰っていいから…」
主「なんか楽しいね!トッティがんばれー!!」
ト「ってノリノリ!?」
ト(ま、まぁ、主ちゃんがドン引きしてなくてよかった…)
…ボクは覚悟を決めた。
ト(こうなったら、正々堂々戦って、クソニート共から主ちゃんを守り抜いてみせるっ!!そして、必ずや勝利を掴み、主ちゃんとオーガニックカフェに行くんだ!!)
・・・