第6章 トッティの憂鬱
トド松視点
『明日の待ち合わせ時間どうしよっか?』
ボクが送った夕方のライン…
晩ご飯を食べ終わり、銭湯に行って帰ってきても、まだ返事は来ないし既読にすらならない…。
ト(やっぱり…変な兄弟って思われて引かれちゃった…かな?)
なんて、ちょっとソワソワしながらパジャマに着替えていたら、主ちゃんから電話がかかってきた。
『トッティ、返事ずっと出来なくてごめんね。お店閉めた後、カフェメニューをお父さんと相談していたら遅くなっちゃって…』
ト「そうだったんだ!忙しいのにありがとねっ!それで、明日なんだけど…10時でどうかな?主ちゃん家まで迎えに行くよ!」
『わざわざ来てもらったら悪いから、駅で待ち合わせで大丈夫だよ?』
ト「いいっていいって!だって主ちゃん家、商店街の中でしょ!ぼくちょうど通り道だからへいきだよっ!」
『じゃあ…お願いしちゃおうかな。ありがとう!明日はどこに行くの?』
ト「驚かせたいから、それは明日になってのお楽しみっ!」
『わかったっ!明日楽しみにしてるねっ』
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