第3章 私の元気の源...
体育館に来ると人数の増えた部活内はワイワイしていた
基本的に男子がメイン体育館、女子がサブ体育館を使用している
互いの体育館から練習風景は見える仕様になっているので木兎のあの声も聞こえてくる
『サーブ練するよー』
自身サーブにも力を入れていた
変化球付きサーブは女子では珍しいと自分でも思う
狙い通りコートに入った時は何ともいえない高揚感がある
「先輩かっこいいです!!」
「ジャンプサーブなんてまだ出来ない・・」
『1年生だって練習すれば出来るようになるよ、私は強制的に木兎にやらされてたから出来た感じだけど;』
「それでも出来ちゃうのがさすがです!!ほら、1年の男子だって先輩のこと見てますし」
そう言われ視線をドアに向けるとくせ毛の黒髪の男子が立っていた
ばっちり目が合った為スルーするのも良くないと思った
は一礼するとそれ以上に向こうは深々とお辞儀をしていた
『(誰だろう)・・よし練習再開しようか』