第3章 私の元気の源...
練習が終わると木兎と同じバレー部の数名と校門の前で雑談していた
そこに支度を終えたが近づいていくとそれに気付いた木兎は手がもげるんじゃないか位の勢いで手を振った
木兎「おお!!待ってたぞ!!」
『別に毎度毎度待ってなくてもいいのに』
木兎「方向も同じだし、ほら夜道は危ないから!!」
『私そこらの女の子より強いけど』
木兎「お前は可愛いから狙われんの!!」
ワシャワシャと頭を撫でられると木兎はニシシっと笑った
『ありがとう、そんな事より皆やっぱり大きいね、180CM以上あるんじゃない?』
の身長は162CMとバレーの選手としては高くない身長
今この輪の中に入ると自身小さい子になった感覚に陥ってしまう
木兎「がチビなだけだろ」
『・・光太郎嫌い』
木兎「え!!?ごめん!!」
『嘘』
“嘘か!!!”と木兎が驚いていると後ろから声をかけられた
『あ、今日の』
「先程は練習の妨げをしてしまい申し訳ありませんでした」
『え!?妨げだなんて、てか礼儀正しいね』
木兎「なんだもう知ってたんじゃん!」
『はい?』
木兎「ほらこの前話したすげーセッターだよ」
『あ、君が赤葦京冶君?』
赤葦「はい、俺もお話は木兎さんから聞いてます」
『そうだったんだ、よろしくね』
赤葦「あのさん」
『ははい!』
赤葦「すみません苗字を知らなくて」
『あーだよ、まあで全然いいよ苗字硬いし嫌いなんだ』
赤葦「そうですか、じゃあさんって呼ばせてもらいます。俺の事は京治でも赤葦でも好きなように呼んでください」