第7章 私達の元気の源(終)
東京体育館
熱気と歓声に包まれる会場に響く特徴的な声
木兎「ヘイヘイヘーイ!!」
及川「ちょっと!決まったからいいけどもう少し「かっけー!!木兎さん!今の超かっこ良かったです!!」
及川「ちょっとショーヨー今俺が話してる最中だからね!」
日向「すすみません!!」
影山「日向ボケェェエエ!!」
及川「飛雄ちゃんは黙ってベンチにいなさい!
もう収集つかないんだけど!うしわかもボーッとしないで止めてよ」
牛島「それは俺の役目なのか?」
及川「もー!!!あ!二口なに観客に手振ってるの!集中してよ!!」
二口「いや、声が聞こえたから手振っただけです。え?ジェラシーですか?」
及川「もういいから皆集中してよね!」
木兎「及川がな!!」
及川「一番最初に奇声発した人に言われたくないッ」
コート上でのやり取りがなんとなく分かるはクスリと笑った
赤葦「どうしたんですか?さん」
『なんか及川さん苦労してるなーって思って、光太郎の相手するのも大変なのにこんな個性が盛りだくさんの代表チームだなんて考えただけで私はお手上げだなー』
赤葦「確かに、木兎さんのお世話は大変でした」
『経験者は語るっだね』
関係者席から試合状況を見ていると木兎と目が合った
すると大きく手を振ってこちらに呼びかけていた
『試合中、なのにね;』
赤葦「そうですね、そう言えばさん、木兎さんと籍入れるんですか?」
『どうだろー光太郎忙しいし、詰め寄るのもしたくないし』
赤葦「高校の時から付き合って大分経ちましたね」
『そうだね、もう5年も経ったよ』
赤葦「そんなに経ちましたか、早いものですね」
『そんなに経ってても光太郎は何も変わらないよ、いつも私のことを考えてくれてる』
赤葦「そうでしょうね、電話が来るたびさんの話ばっかりです」
『ご迷惑お掛けしてます』