第6章 私の元気の源6
結局そのまま朝を迎えてしまった
学校に着くと自分の席には木兎が座って居た
『おはよう、私の席で何してるの?』
木兎「おー!!おはよ!!どうだった!?遠征!」
『楽しかったけどお蔭様で怪我がまた長引きそう』
木兎「無理しすぎんなよ!」
『そうする・・』
木兎「あのさ、赤葦と連絡取ってるの?」
『・・・ううん、取ってない、というか別れようと思ってる』
木兎「なんで?」
『私には赤葦はもったいない』
木兎「そんな事ないだろ!赤葦は優しいし、お前の事大切に思ってるし!」
その言葉になんだかイラッとした
ほら結局私だけが光太郎を想ってる
半分八つ当たりのように木兎を睨んだ
『光太郎は何も知らないじゃん、よくそんな事言えるよね、確かに赤葦は優しいよ?だけど違うの』
木兎「お前だってわかってねぇじゃん、そんな赤葦の事本気じゃないの?」
『本気で好きになりたかったよ!でも私が知りたいのはそんなことじゃない!光太郎が・・・』
木兎「なんだよ」
『なんでもない、兎に角このことはもう決めたから、赤葦のところ行ってくる。光太郎は邪魔しないで』
木兎「おい!!そんな言い方わねえだろッ・・
・・?」
の表情を見て木兎はをつかんでいた手を離した
は離されると背を向け教室から出て行った