第4章 私の元気の源....
木兎Said
がインタビューで教室から出て行った後、赤葦に言われた
“今日さんに告白します”
あー、やっぱり好きだったか、
は月間バリボーに書いてあった通りめっちゃ可愛い、女神なわけ、
しかも不意打ちで撮られただろう写真は普段見せない満面の笑み
ファンが多いのも俺は知ってる
音駒の黒尾もそうだ、尋常じゃないくらいにベタつく、たまにアイツの性格が羨ましいとさえ思う
俺はこの関係が崩れてを傷つけたくないと思ってる
大事だから一方的な気持ちを押し付ける事ができない
本当に男として情けない
真っ直ぐな赤葦がかっこいいってその時正直思った
俺は逃げたんだ
だから赤葦に「がんばれよ」って言ってしまった
赤葦ならきっとを幸せにしてくれる、そう思えた
放課後正面玄関でと赤葦に会った
どこから見てもお似合いのカップルにしか見えない
一瞬と目が合った
振り返ったは本当に綺麗で見とれた
でも、それを抑えて背を向けた
本当に格好悪い
部活もないのに体育館に行って一人で横になった
そしたら白福が俺を探しに来て心配そうに隣に座ったからなんとなく声がでた
木兎「失恋した!」
白福「そっかー。ちゃんでしょ?」
木兎「なんでわかるの!!?」
寝てた体を起こすとふわりと笑った
白福「わかるよー、木兎のこと見てるから」
木兎「え、そうなの?」
白福「私だったら木兎がいいな」
木兎「え?」
白福「鈍感だよね本当」
木兎「え?どういこと?」
白福「もう!だから木兎の彼女になりたいなって事!」
木兎「俺は・・」
白福「今じゃないけどいつか、だめ?」
木兎「ごめんな、今ごちゃごちゃしてよくわかんねえ!」
白福「そっかーわかったー」
白福はマネージャーとして来てからずっと俺のことが好きだったらしい
確かに可愛いしおっとりしてて守ってあげたくなるタイプ
こんな子が彼女だったらきっと幸せなんだなって思う