第4章 私の元気の源....
赤葦「さんです」
『は?』
赤葦「さんです・・」
赤葦はその場で立ち止まるとをじっと見つめた
ほんのり赤く染まった頬が嘘だという疑いは解けた
『えっと・・』
赤葦「初めは木兎さんからさんの話を聞いて存在を知りました。
とても繊細な方なんだなって思ったのが第一印象です。
さんは木兎さんのこと好きですよね?
それはなんとなく気がついてました
でも、もし少しでも俺の事を好きだと言う気持ちがあったら・・そばに居て欲しいです。」
『赤葦・・』
赤葦「俺と付き合って下さい!」
ぎゅっと目を瞑る赤葦の表情はこんなに人は赤くなるんだと言うくらい耳まで真っ赤に染めていた
それがなんだか素直に嬉しかった
『赤葦の言った通り、私は木兎が好き・・でももう実らない事も知ってる
幼馴染の壁って分厚いんだよね。
赤葦の気持ちが聞けて嬉しかったよ。
・・でもこんな気持ちで付き合っても赤葦を傷つける』
赤葦「木兎さんの事考える暇もないくらいを虜にします。」
『引き下がる気ナシ、か;わかった、こんなんで良ければ』
が手を差し出すと赤葦は満面の笑みで握り返した
ぎゅっと心臓が握られるような心地のいい感じがの表情を和らげた
赤葦「さんこのまま手、繋いでていいですか?」
『うん//あの、ちょっと恥ずかしいかも』
赤葦「照れてるさん可愛いです」
『い言うなっ』
赤葦「京治って・・・呼んでください・・その、俺彼氏なんで」
『あ、そうだねじゃあ・・京治?・・・やっぱり慣れるまで赤葦で//』
赤葦「そそうですね//」
自宅に着くまで赤葦はぎゅっとの手を握って離さなかった
送ってもらって部屋に戻ると顔がまだ熱いことに驚いた
『赤葦可愛かったな・・あっつ・・』