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焔に立つ 【おそ松さん×黒子のバスケ 】

第7章 闇の孤独


*赤司征十郎*

僕はを指名して、依頼のあった殺しに向かわせた。
なら簡単に任務遂行してくれるだろう。
そう簡単に思っていた。

テツヤがを傷つけようなどと
考えもせず・・・・・。

**********


夜半過ぎても、
一向にが戻ってくる様子はない。
何時もならもう終わらせて帰ってきても
いい頃なのに・・・・・。

は強い。
しかし、こんなに遅くなるなんて・・・・・

僕は嫌な予感がしてきた。

僕がを迎えに行ってもいいのだが
そんな事をしたら、
のプライドが傷つく。

僕は、じっと待つしかなかった。

*******

結局、は朝になっても
帰って来る事は無かった。

「おはようございます。」

テツヤの声がする。
相変わらず、気配のない奴だ。

「おはようテツヤ。」

「何かあったんですか・・・・・?
随分お疲れの様ですね。」

そう言うテツヤ。

「嫌、何でもない。
ちょっと眠れなかっただけだよ。」

テツヤに向かって微笑みがける。

「そう言えばテツヤ、
昨晩何処かへ出掛けたかい?」

テツヤは一瞬目を泳がせたが、
いつものマイペースで

「いえ、僕は昨日は早く寝ました。」

と、言った。

「そうか、昨晩と会っては居ないかい?」

僕はテツヤに聞いてみた。

「いいえ・・・・・、さんに何かあったんですか?
そう言えば、朝から見かけませんね・・・・・。」

テツヤはいつもと変わらない様に見えた。

「大した事じゃないよ。
昨日、仕事を一つ頼んだんだけどね
まだ帰って来てないみたいで。
の事だから、そちらの心配はしていないよ。」

そちらと言うのは、が任務遂行出来ず
殺されてしまった事を指す。

それに対してテツヤは

「そうですね、
さんが失敗するはずありませんよ。
何か手違いでもない限りは・・・・・。」

「テツヤ・・・・・?
手違いってどういう意味だい?」

僕はテツヤが何かいつもと違う気がして
本当はならなかったが、あえて知らないふりをした。

これが間違いだったとも気付かすに・・・・・。

それからひと月たっても
は戻って来なかった・・・・・。


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