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焔に立つ 【おそ松さん×黒子のバスケ 】

第4章 外の世界も闇


に、出掛ける事を告げてから
広間に戻ると、

「おそ松・・・・・。」

背後からカラ松の少し不機嫌そうな声が、
おそ松を呼び止めた。

「どったのカラ松?
そんな怖い顔して。」

おそ松は、それでも尚笑みを崩さない。

「聞く気はなかったんだが、兄弟1人ずつ、と
出掛けさせるとは、正気の沙汰か?」

「なんだカラ松〜、不満?」

「俺は・・・・・を愛してる。
正直賛成しかねる。」

「別に、デートしろって言ってるわけじゃないだろ?
カラ松、お前ね相手は女性なんだよ。
化粧品も服も要るっしょ。
1人じゃ危ないし、他の弟達とも仲良くして欲しい理由よ?
分かった?
もちろんカラ松とも2人で出掛ける日があんだから、
気持ち確かめてみたらいいじゃん。」

ニシシとおそ松が笑う。

「おそ松は、と俺との事、
もし両想いになれたら、認めてくれるのか・・・・・?」

おそ松はカラ松に背を向けて、

「ま、頑張れよ〜。」

と、右手を上げ去って行った。


正直な話、カラ松はが回復してからと言うもの、
ろくにと話をしていなかった。
告白しようと、何度も思ったが
記憶の無いに漬け込む様で言えなかったのだ。

もしかして、あんなに美しいのだ
彼氏くらいいるのではないか?

そんな事が頭を過って仕方が無かった。

それがいきなり、自分達6人と1人ずつ出掛けるなど、
カラ松が焦るのも、無理はない。

おそ松は、頼りがいのある男だ。
チョロ松は、女性の扱いには慣れていないが
基本的に真面目だし、
一松は、の身体の状態を良く把握している。
臨機応変に対応出来るだろう。
十四松は、明るい。
その明るさにの心も癒されるかも知れない。
トド松は、女性の扱いには慣れきっている。


カラ松はソファーに座り考えを巡らせ、
煙草に火を着けた。

何時もより、煙草の煙が
不味く感じられた。


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