• テキストサイズ

焔に立つ 【おそ松さん×黒子のバスケ 】

第4章 外の世界も闇


「うっし、皆揃ったな。
じゃあ、自己紹介始めんよ?」

おそ松の一言でそれは始まった。

「まずは俺、長男のおそ松。
一応ここの社長みたいなもん。
何の会社かはまだ秘密〜、よろしくねちゃん。」

が返事する間もなく、

「時間ないからさっさと次!」

急かすおそ松の声が聞こえる。

「ちゃんの出番は最後だかんね。」

と、おそ松にウインクをされた。

「次男のカラ松だ。一応重役ではある。
よろしくな。」

「3男チョロ松です。PC関係が得意だよ。
よろしくねちゃん。」

「4男一松。一応医者。まぁ知ってるよね・・・・・
よろしく。」

「はい、はーい。5男十四松だよ。
役職?えーっと、えーっと・・・・・
あ!作業員だ!よろしくちゃん!」

「末弟トド松だよ。役職は〜・・・・・
子会社の管理かな。よろしくねちゃん。」

「一通り終わったかな?
次はちゃんね。」

そう、おそ松に言われて緊張する

『あ、あの・・・・・名前はと言います。
それ以外の事、自分の事が全く分かりません・・・・・
皆さんにはお世話になりました。
動ける様になったので、ここにお世話になっているわけにもいきません。直ぐに、出て行きたいと思いますので、
本当に申し訳ありません。
必ず、お礼はしますのでお許しください。』

そう言うとはお辞儀をした。

一瞬静まり返る広間。

バン!
カラ松がテーブルを叩く音が響き渡った。

「何言ってるんだ!
記憶もない、帰る家も分からないんだろう?
此処で俺達と暮らさないか?
その為の自己紹介だぞ。」

続けておそ松も言う。

「そうそう、人間諦めが肝心ってね。
な、みんな?」

その声に合わせて、他の兄弟達も賛成を唱える。

『私・・・・・此処に居ても良いんですか?
自分が誰かも分からないのに・・・・・。』

の黒曜石から涙が落ちる。

「日常生活は問題ないんだから、家事とかしてくれればいいよ。
じゃ、そう言う事で解散〜。」

おそ松の明るさに、は救われた気がした。
/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp