• テキストサイズ

焔に立つ 【おそ松さん×黒子のバスケ 】

第4章 外の世界も闇


あれからさらに一週間が過ぎて、
もほぼ回復したと言っていいくらいまで
動ける様になった。

カラ松の献身的な看病のおかげかもしれない。

はこの一週間で、大分カラ松の事を
知ることが出来た。


まずは、路地裏で怪我をしていたを見つけて
看病してくれたこと。

何かははっきりと教えてくれないけど、
会社の重役についていること。

その会社は、六つ子で成り立っていること。
カラ松は次男である事。

には記憶がないのに、
カラ松は心を開いてくれてる気がする事。


そんなカラ松から、
今日は、カラ松の兄弟達を紹介してくれるという事なので、
は朝からシャワーを借り、身綺麗にした。

もちろん化粧品の類はないので、
すっぴん顔が恨めしい。

この日の為に、何故か一松が白いワンピースを用意していた。
はワンピースに着替え、
カラ松が来るのを待った。


しばらくすると、
コンコンとドアをノックする音が聞こえた。

「準備は出来たか?」

いつの間にかカラ松がの事を呼び捨てにしているのも、
なんだか擽ったい感じがした。

『カラ松さん、今行きますね。』

はそう言うとドアを出て行った。



*********************


ゲストルームから少し歩くと、
シンプルだけど高そうな調度品。
そして、その中央にソファーとテーブルがあった。

皆もう、席についているみたいだ。

初めてカラ松と一松以外の兄弟に会う。
は失礼だと思ったが、チラチラと皆の顔を伺い見た。

さすがは六つ子、区別が付きにくい・・・・・

皆、スーツ姿だったが微妙に色分けされている。

カラ松の姿を探す。

ブルーのネクタイ。

見つける事が出来たは、
少しだけほっとする事が出来た。



/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp