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焔に立つ 【おそ松さん×黒子のバスケ 】

第3章 光と闇


ゲストルームからカラ松が出ると、そこには
仕事に出ていた十四松と、トド松が居た。

「兄さんただいまー!」

と、大口を開けて笑顔を見せるのは、
5男の十四松だ。

十四松は6男のトド松と行動する事が多い。

「只事、カラ松兄さん。」

6男のトド松。

彼の役割は、潜入捜査。
所謂スパイ活動。
しかも女性専門の・・・・・

敵側のマフィアの女と体の関係を持ち、ベッドの上で情報を聞き出す。
カラ松には出来ない芸当。

トド松のあざとさには頭が下がる。
どれだけの皮を被っているのか、
たまに兄であるカラ松でも分からなくなる時がある。

意外に凶暴性でもあり、銃の手入れは欠かさない。

銃は6人全員が持っているが、
一番の使いたがりはトド松かも知れない。

十四松は工作員だ。
爆弾や銃、その他の武器も作っている。
だが、自作の銃よりも戦いの時は、素手を使いたがる。
十分強いのだが・・・・・

こちらも意外で、十四松は車の運転が上手い。
二台ある車のうち、片方は十四松、
もう片方はチョロ松が運転する事が多い。

十四松はオールマイティにこなす奴だと、
密かにカラ松は思っている。

「おかえり、十四松にトド松。
仕事は上手くいったか?」

そう微笑んで聞くと、

「聞いてよカラ松兄さん、今回は空振りだったよ。
なんか、あのファミリー、女性囲ってるやつ多いけど、
僕に靡いてくれなかったんだ・・・・・。」

トド松ははにかみながら答えた。


「そうか、トド松にしては珍しい事だな。」

カラ松もはにかみながら答える。

「それよりカラ松兄さん。
チョロ松兄さんから聞いたんだけどさ、
女性連れて来たんだって?しかも、ウチのシマからでしょ。」

トド松は上目遣いでカラ松に問う。

カラ松は、

「そうだ。凄い怪我をしていたんでな、
今、ゲストルームに寝かせて居る。
目が覚めるまで俺が世話をしたいと思っている。」

そう言った。



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