第42章 相葉 ルーム 7
~ 相葉side ~
翔ちゃんへの想いを打ち明け 、涙を流す潤 。
俺は 、ただ抱きしめることしか出来なくて ...
自分の無力さを 痛いほど実感させられる 。
こんな時 、翔ちゃんならどうするんだろう ...
悔しいけど 、翔ちゃんには適わない気がする 。
「 俺でいいの ... ? 」
松「 っ 、だから ... 、雅紀じゃなきゃ だめ ... っ 」
すっぽりと収まった俺の腕の中から 、潤が俺を見詰める 。
そんな瞳で見つめちゃ ... っ
松「 雅紀 ... 、めちゃくちゃにして ... ? 」
そんな表情でそんなこと言ったら俺 ...
「 それは ... 、めちゃくちゃにされたいってこと ... ? 」
そう聞くと 、恥ずかしそうに顔を逸らす 。
... ほんと 、ズルい ...
「 潤が まだ翔ちゃんのこと好きだとしても ... 、潤は俺のだから 」
ゆっくりと 、ソファへ押し倒す 。
松「 雅紀 ... っ 」
「 めちゃくちゃって 、そういうことでしょ ... ? 」
今なら ... 、ていうか 、潤なら いくらでもめちゃくちゃにできるよ 。
「 潤 ... 、今だけ ... 今だけでいいから 、翔ちゃんのこと 忘れてほしい ... 」
松「 当たり前でしょ ... 、雅紀以外のこと 、考えられる訳ない ... っ 」
俺の理性は 、音を立てて崩れていった 。
気付けば 、貪りつくように 、潤の唇を奪っていた 。