第43章 二宮 ルーム 7
~ 相葉side ~
年末の大仕事を終えた安心感からか 、家に着いた瞬間に脱力し 、そのままベッドに倒れ込んだ俺は 深い眠りに落ちた 。
目が覚めたのはもう日が昇りきった頃 。
時間を見るため携帯を開くと 、ある人から大量の着信 ...
「 うわ ... っ 」
恐ろしい程の着信の量に引きつつ 掛け直す 。
「 ... あ 、もしもし 、どしたの ? 」
二『 やっと電話来た 、ねぇ 、家来て 。迎えに行く 』
「 え 、あ 、わかったぁ ... 」
返事をすると 何も言わずに電話は切れた 。
強引だなぁ ...
でも 迎えに来るなんて珍し 。
... って準備しなきゃ っ
シャワーを浴び 、服を着替えたところで かずからメッセージが入る 。
『 着いた 。下で待ってるから 。』
どこかで監視してたかのようなタイミング 。
上着と携帯 、ゲームをもって 部屋を出た 。
駐車場に着くと 、すぐにかずの車を見つけ 、助手席の窓ガラスをコンコンとノックし 、ドアを開けた 。
二「 もう 、遅いよ 」
「 ごめんごめん!」
二「 んじゃ 行きますか 」
そういって車を走らせた 。
「 ね 、どっかで酒買ってこうよ 」
二「 あぁ 、そだねぇ 」
コンビニに車を停め 、カゴいっぱいに酒を買って 、かずの家に向かった 。
「 ぅ ... 、重 ... っ 」
二「 もぉ 、買いすぎなんだって ... 、誰がそんなに飲むのよ ... 」
少し呆れながらも ちゃんと1袋持ってくれる 。
「 あぁ 、やっと着いたぁ ... っ 」
テーブルに大量の酒を置くと 、俺はソファに沈んだ 。
二「 ねぇ 、腹減らない ? 」
「 うん 、減った!」
二「 いいもん作ってあげるよ 」
そう言って 取り出したのは ...
たこ焼き器 ... っ ?
全然正月感ないじゃんか ...