第6章 櫻井 ルーム 2
~ 二宮side ~
ゆっくりと翔ちゃんが入ってくる 。
何とも言えない圧迫感が押し寄せる 。
「 ん っ ... 、ああぁ ... 」
翔ちゃんの腰の動きに身を委ね 、甘い声を上げる 。
ふと視界に入ったのは 電源が落ちたテレビ 。
よく見ると 、天井に向かって勃つモノが 、翔ちゃんの唾液と俺から溢れる液で部屋の照明でテカテカと光り 、翔ちゃんの上で喘ぐ俺の姿が映っていた 。
あまりにも淫らなその光景に見入っていると 、翔ちゃんがそれに気付く 。
櫻「 あ ... 、映ってる ... 。」
にやりと口角を上げ 、腰を送るスピードを上げる 。
「 や っ 、はぁ ... あ 、しょ ... ちゃ ん ... っ 」
櫻「 かず ... っ 、あれに ... 映ってる 自分見て っ ... 、興奮 ... しちゃった っ ... ? 」
腰を送りながら聞く 。
「 ちが っ ... 、んぁぁ ... っ 」
櫻「 違う割に っ ... 、すげぇ 中締まるけど ... ? 」
翔ちゃんと幾度となく情事は重ねたが 、その光景を見た事は 1度もない 。
俺って 、こんななんだ ... 。そう思ったのは認める 。
ただ ... 、恥ずかしいよ っ ...
「 あぁ っ 、や 、はぁぁ ... っ 」
視界に入る光景と 翔ちゃんから送られる快感に俺は徐々に上り詰めていく 。
「 しょ ... ちゃ っ ... 、もう ... 、イッちゃ っ ... 、やぁぁ ... 」
櫻「 いいよ ... っ 、かずのイく顔 っ 、見せて ... っ 。」
そう言って少し身体を起こし 、俺の頬を両手で優しく包み込む 。
「 あ っ ... 、あぁ ... っ 、イ く っ ... 」
翔ちゃんにしっかりその顔を見られたまま 、翔ちゃんの腹に白濁を吐き出し 、倒れ込む 。
翔ちゃんは 俺を優しく抱きとめるが 、腰の動きは止まらない 。
櫻「 かず ... ? ごめんね ... 、俺 っ 、まだイッてないんだよね ... っ 」
俺は 声を上げる事も出来ず 、ただ翔ちゃんに揺さぶられ 、翔ちゃんが中で果てた直後 、辛うじて残っていた意識を手放した ... 。