• テキストサイズ

イン・ザ・ルーム

第42章 相葉 ルーム 7


~ 松本side ~

誕生日前日 、全員が集まれる日に かずがパーティーをセッティングしてくれた 。

楽しくて 、時間はあっという間に過ぎ 、気付けば全員雑魚寝していた 。

「 ん ... っ 」

目を覚ますと 、俺は翔くんにもたれ掛かって寝ていた 。

重かったかな なんて思いながら身体を離すと 、翔くんも目を覚ます 。

櫻「 ... おはよ 」
「 おはよ 」

周りを見渡すと 、床に寝転んでいる大野さん以外の2人が見当たらない


もしかして ... 、雅紀に見られた ... ?

嫌な予感が頭を過ぎる 。

その瞬間 、キッチンから雅紀とかずが戻って来た 。

櫻「 あ 、おはよ 」
大「 飲みすぎた ... 」
相「 ふふ 、俺も 。今水飲んできたの 」

そう言って笑う雅紀は どこか様子がおかしかった 。

やっぱり 、見てたんだ ...

二「 時間大丈夫なの ? みなさん 」

かずの一言で 、全員が時計を見る 。

「 やっば!」
相「 俺もだ!」

オフだというかずと大野さんを残し 、俺たち3人は仕事へ向かう 。

同じ車に乗るのは 、翔くん 。
今日は2人で雑誌の取材を受けるんだけど ...

今朝のこともあって 、なんだか気まずい 。

櫻「 ... なぁ 、雅紀とは どうなの ... ? 」

静かだった車内を 、翔くんの声が切り裂く 。

「 あぁ ... 、おかげさまで 順調だよ 」
櫻「 ふふ 、そっか ... 」

微笑んでいるけど 、その表情には 寂しさが見えた 。

また車内に静けさが戻ると 、俺の携帯にメッセージが入る 。

相『 今日2人で会えない ? 』

嫌な予感しかしなかったけど ...

『 わかった 。仕事終わったら雅紀ん家行くね 』

それだけ返し 、翔くんの顔を見ないように 、窓の外を眺めた 。
/ 397ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp