第37章 嵐 ルーム 7
~ 二宮side ~
すやすやと 幸せそうに寝息を立てる相葉さんと大野さん 。
相葉さんの寝顔 ... やっぱり好きだな ...
幸せだったあの頃の記憶が蘇る 。
別れてからも 、同じメンバーとして 平然を装っていたけど 、やっぱり俺達の間に漂う空気は少し重くて ...
俺は翔ちゃんと潤くんに 、思わず本音を漏らしてしまった 。
『 相葉さんをめちゃくちゃにしたい 』って ...
一瞬2人は驚きながらも 、すぐに妖しく微笑んだ 。
俺も知ってるよ 。2人とも 大野さんのこと 、ずっと好きなんだよね ?
だったらいい機会じゃない ?
松「 ... ったくお前は ... 」
櫻「 いい事思いつくなぁ ... ♪ 」
「 ふふ 、そう来なくちゃ ♪ 」
すると 、翔ちゃんがいきなり大野さんの唇を奪う 。
大「 んん ... っ 、んふ ... ぅ ... 」
松「 ふふ 、寝てるのにやらしー声 ... 」
俺も 負けてらんない っ ...
ずっと触れたくてたまらなかった相葉さんの唇をそっと塞いだ 。
相「 ん ... 」
触れた瞬間 、懐かしさが込み上げる 。
薄く目を開けると 、相葉さんと目が合う 。
肩を力なく抑えられ 、唇が離れる 。
相「 かず っ 、何やって ... っ 」
「 ごめんね 、まあ ... 。俺まだ まあのこと好きだ ... 」
相「 へ ... ? 」
こんな時に なんて気の抜けた声出すんだよ ...
「 ふふ ... 、相バカ ... っ 」
そう言って またまあの唇を塞ぐ 。
次は まあから舌を絡めてくる 。
「 ん っ ... ふぅ ... 」
相「 はぁ ... っ 、俺もね ... かずのこと忘れられなかった ... 、ずっとこうしたかった ... 」
ふと 周りを見ると 、翔ちゃんと潤くんが ニコニコと俺たちを見つめていた 。
「 ちょっと 恥ずかしいんだけど ... 」
櫻「 さ ... 、次は ... 」
松「 俺らの番だね ... 」
そう言って2人して 、妖しく笑って 大野さんに擦り寄った 。