第1章 櫻井 ルーム
~ 大野side ~
翔ちゃんが急いで家を出ていく 。
さ 、1人で何してよう ... 。
とりあえず 風呂に入り 、昨夜の情事の痕を 洗い流すことにした 。
今日は 覚えてて貰おう ♪
ご飯を用意し 、翔ちゃんの帰りを待つ 。
何時間経っただろう 。
俺はいつの間にか眠ってしまっていた 。
時計を見ると 、もうそろそろ 翔ちゃんが帰ってくる時間 。
数時間前に用意したご飯を温めていると 、玄関が開く音がした 。
「 翔ちゃんおかえり!」
玄関に走っていく 。
櫻「 ちょ 、智くん!何やってるの!」
そりゃそうだよな 、普通帰ると思うよ ... 。
ま 、俺は普通じゃないから ♪
「 待ってたよ! ご飯出来てるけどどうする ? 」
翔ちゃんが驚きながら 、
櫻「 あ ... 、じゃあ 食べる ... 。」
ふふ 、この後の為に 、たくさん食べないとね ... ?
ご飯を食べ終わった翔ちゃんを 風呂に促し 、食器を片付ける 。
しばらくして翔ちゃんが風呂から 上がってきた 。
櫻「 あ 、智くん片付けてくれたんだ 、ありがと!」
「 じゃ 、お礼は ... ? 」
翔ちゃんがきょとん とした顔で 俺を見る 。
その顔 ... 余計 困らせたくなっちゃうんだよね ... 。
櫻「 お礼 って ... 」
「 忘れたの ? 昼のこと 。」
そう言って 昼間翔ちゃんの首筋につけた痕を指でなぞる 。
櫻「 え 、? ん ... っ 」
ふふ 、首 、弱いもんね ... ?
「 お礼はぁ 、昼間の続き でいいよ ? 」
微笑みながら翔ちゃんを見つめると 目が合った 。
その瞬間 翔ちゃんの顔が 赤く染まっていった ... 。