第30章 相葉 ルーム 6
~ 相葉side ~
翔ちゃんがそんな目で俺を誘うから ...
歯止めが効かなくなるんだ 。
優しく 、包み込むように翔ちゃんの唇を奪い 、隙間から舌を侵入させる 。
櫻「 ん ... っ 、ふぅ ... 、ん ... 」
口内を舌で撫でる度 、翔ちゃんの鼻からは 、時折甘い吐息が漏れる 。
翔ちゃんの手は 、俺の服をギュッと掴み 、まるで快感に耐えているよう ...
櫻「 ん っ 、はぁ ... 、まさ ... っ 、はぁ っ ... 」
昨日と同じ状況ながら 、昨日とは違う翔ちゃんの表情 。
強ばった表情から 、俺を誘う 蕩けた表情になっていた 。
「 翔ちゃん ... 、その顔 、俺以外の人に見せないでね ... ? 」
翔ちゃんのこんな表情を見られるのは 、恋人である俺の特権でしょ ?
「 おーちゃんにも 、にのにも 、松潤にも ... 見せちゃダメだからね ... ? 」
そう言うと 、翔ちゃんは 小さく何度も頷いた 。
再び唇を重ねると 、翔ちゃんの服の裾から手を侵入させ 、身体を撫でる 。
その度に 身体がビクンと跳ねる 。
初めてこんな風に触れる翔ちゃんの肌 ...
あったかくて 、柔らかくて ... 気持ちイイ 。
手をずらし 、首筋から 胸の辺りに指を這わす 。
櫻「 ん っ ... 」
「 っは ... 、しょ ちゃ ... 、首弱いの ... ? 」
櫻「 弱く ... ない っ ... 」
今になるまで知らなかった 翔ちゃんの身体 。
俺が1番最初に見つけた 。ただそれだけで 嬉しくて ...
もう翔ちゃんは 俺のもの 。
櫻「 ね ... 、ホントにするの ... ? 」
「 ... やだ ? 」
櫻「 嫌 ... じゃないけど ... 、どうするのかなって ... 」
やば ... 、俺勢いでここまでしたけど 、この後わかんねぇ ...
「 だ 、大丈夫だって!俺に任せとけって!」
とは言ってみたものの 、実際不安でしょうがない 。
櫻「 ... ふふ っ 、わかんないんでしょ ? 2人で調べよ ? 」
そう言って翔ちゃんはスマホを取りに起き上がって リビングへ行ってしまった 。