• テキストサイズ

イン・ザ・ルーム

第30章 相葉 ルーム 6


~ 櫻井side ~

半ば強引に 雅紀の車に乗り込み 、雅紀の家に向かう 。

気まずいままかと思った車中も 、普段通り 他愛もない話で盛り上がる 。

こんな瞬間 、やっぱり雅紀が好きなんだと 自覚させられる 。

相「 翔ちゃん着いたよ 」

雅紀の車から降り 、玄関に向かう 。

昨日のこともあったし 、家だとやっぱり身構えてしまう 。

相「 さ 、どーぞどーぞー ♪ 」
「 おじゃましまーす ... 」

リビングに通され 、ソファに腰掛ける 。

相「 ... 翔ちゃん 」

突然の雅紀の声に 肩を震わせた 。

「 な 、何 ... ? 」

そう言うと 、雅紀は フッと笑う 。

相「 翔ちゃん 、緊張してるでしょ (笑) 大丈夫だよ 、何もしないから 」

そう言う 雅紀の表情は どこか寂しそうだった 。

「 緊張してはいるけど ... 、雅紀なら 大丈夫 ... 」

... あ 。俺地雷踏んだ 。

恐る恐る雅紀の方を向くと 、妖しい顔で俺を見つめていた 。

相「 ふぅん ... 、俺なら大丈夫なんだ ? 」
「 や 、ちが ... 、そういうことじゃ ... っ 」
相「 んじゃ 、どーゆーこと ? 」

すぐに擦り寄ってきた雅紀 。
でも 昨日みたいに 恐怖はない 。

「 ま ... 雅紀なら 、俺のこと好きにしていい ... っ 」
相「 ふふ っ 、言ったね ? 翔ちゃん ♪ 」

雅紀は 昨日のように俺を抱え 、寝室へ向かう 。
そのままベッドに降ろされ 、雅紀が上から俺を見下ろす 。

相「 昨日出来なかった分 ... 、いいよね ... ? 」

雅紀なら大丈夫 。
そう自分に言い聞かせ 、俺はゆっくり 首を縦に振った 。

相「 優しくするからね ... 」

そう言って 、雅紀の綺麗な顔が近付き 、昨日よりも優しく 唇が奪われた 。
/ 397ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp