第27章 大野 ルーム 5
~ 二宮side ~
翔さんのことが好きな大野さんが好き 。
それは 俺以外もそう 。
翔さんと話す大野さんは 楽しそうで ... 、どこか照れくさそうで ...
そんな貴方を見ていたい気持ちと 、俺にだけその顔を向けて欲しい気持ち ...
貴方にとって 翔さんが特別なのは みんな知ってるよ 。
貴方が辛い時 、1番傍に居てくれたのは 翔さんだもんね ...
でも 悔しくて 、酒の勢いに任せて 、キスしてしまった 。
大「 ん っ 、!?」
「 翔さんに向けるその顔 ... 、俺に向けてくれない ... ? 」
怯えた目で俺を見つめる 。
ごめんね 、こんな風にしか 貴方を独占できない 。
やっぱり 翔さんとは違うんだよね ...
大「 に ... にの ... ? だめだよ ... っ 」
俺を制止しようとする手を掴む 。
「 いいの ? 2人に見られちゃうよ ... ? 」
大「 え ... っ 、やだ っ ... 」
「 2人だって 大野さんのこと好きなんだからね ... 、襲われちゃうよ ? 」
いや ... 、もういっそ 手伝ってもらおうか ...
大「 な 、なにするの ... 」
「 ... 気持ちいいこと 」
貴方をオカシクさせて 、翔さんのことなんて忘れさせてやる 。
大「 ちょっと っ ... 、わ っ!」
バランスを崩し 、床に2人でなだれ込んでしまった 。
相「 ん ... 、んん~ っ 」
その音で 、相葉さんが目を覚ました 。
「 やば ... 」
相「 え 、ちょ 、何やってんの!」
そりゃそうだよな ... 、俺は大野さんに跨って 、手首を抑えてる状態 。
相葉さんの声に反応して 、潤くんも目を覚ます 。
松「 ... ったく ... 、抜け駆けはナシだろ ... 」
怪しい笑みを浮かべ 、潤くんが近付いてくる 。
松「 大野さん 、俺らも混ぜて ♡ 」
まぁ ... 、結果オーライ ... なのかな ...