第27章 大野 ルーム 5
~ 大野side ~
俺は 翔くんが好きだ 。
みんなを引っ張ってくれるところ 、優しいところ 、一緒にバカやってくれるところ ...
数えたらキリがないんだ 。
二「 大野さん 何ボーッとしてるんですか 、早く行きますよ」
今日は俺の家で飲むことになってるんだけど ...
翔くんは 生放送で遅れてくるらしい 。
ちょっと残念だけど 、まぁ 来るならいいか ...
松潤オススメのお店で 酒を買って 、俺の家に向かう 。
相「 お邪魔しまーす ♪ 」
各々テーブルの周りに座ると 、松潤が乾杯の音頭をとる 。
松「 じゃ 、お疲れ様!乾杯!」
全「 かんぱーい!」
グラスが鳴り 、1人足りない飲み会が始まる 。
コンサートの事や 、仕事の事 、くだらないことを話し 、気付けば翔くんの生放送の時間 。
相「 あ 、翔ちゃんの時間だ ♪ 」
相葉ちゃんがTVを付けると 、画面いっぱいに 、スーツでキメた格好良い翔くん 。
二「 早く翔さん来ないかなー 」
俺はみんなの話には参加せず 、TVの翔くんを見つめていた 。
みんなベロベロになって 、相葉ちゃんと松潤が先に潰れてしまった 。
二「 大野さんさぁ ... 」
酒が回り 、顔が紅く染まったにのが口を開く 。
二「 翔さんのこと好きでしょ 」
「 え ... ? 」
やっぱ にのは俺のことわかってんだな ...
「 うん ... 、ごめん ... 」
二「 いや 、いいんだけどさ ... ? その ... 俺らも貴方の事が好きなんだよね 」
どういうこと ... ?
二「 貴方が翔さんの事を好きな気持ちと同じなの 」
予想外の発言に 、言葉が出ない 。
二「 ... だから ... 、こーゆー事したいって思ってるの 」
不意に腕を引かれ 、唇が塞がれた 。
「 ん っ 、!?」
薄ら目を開けると 、TVの中の翔くんと目が合った気がした 。