第17章 大野 ルーム 4
~ 二宮side ~
もうこのまま どのくらい時間が経ったんだろう 。
自由と 視界を奪われた俺を 、大野さんは見ているのかな 。
『 何でもする 』
そう言うと 、大野さんが近付いてくる気配 。
何をされるかわからない恐怖に 、勝手に身体が震えた 。
大「 ... じゃあ もっと乱れた姿 ... 俺に見せてよ ... 」
そっとネクタイが解かれ 、妖艶な笑みを浮かべた大野さんが見えた 。
怖くて目を逸らすと 、ベッドの横の棚に 、多分酒の入ったグラスと 何かの小さな瓶が置いてあった 。
そんな俺の目線に気付いたのか 、その瓶を手に取って 、
大「 もっとお前が気持ちよくなれる薬 ... 」
やだ ... っ 、そんなの飲んだらおかしくなる っ ...
そんな俺の抵抗を無視して 、グラスの酒にそれを溶かし 、俺の顎を掴むと 、大野さんの方を向かされた 。
大野さんがグラスをグイッと煽ると 、だんだんと近付いて来て 唇を塞いだ 。
それと同時に流し込まれる薬 。
「 んぅ っ ... 、んん ... ふ ... ぅ っ 」
勝手に流し込まれたそれは飲み干すしかなく 、大野さんが飲んだことを確認すると 、俺から離れて 部屋から出ていってしまった 。
「 はぁ ... はぁ っ ... 」
何か ... 身体が熱くなってきた ... ?
「 ... 助けてよ ... っ 、大野さん ... 」
身体の奥が疼く 。
もしかして ... 、効いてきた ... ?
「 大野さん っ ... 、はぁ ... っ 、早く来てよ ... っ 」
既に俺の中心は 、痛いくらいに勃ち上がり 、先から涎を垂らしていた 。
どうにかしないと ... 大野さんが幻滅する ... っ
必死で膝を擦り合わせるも 、効果は全くなく 、気持ちばかりが昂ってしまう 。
その時 、寝室の扉が開き 、大野さんが立っていた 。
「 大野さん っ 、はぁ ... 、身体が ... ん ... っ 熱いよ ぉ っ ... 」
大「 そう ... 、じゃあ手解くから 1人でシてなよ ... 」
手が自由になった 。
大「 ... コンビニ行ってくるね ... 」
そう言うと 、俺を置いて出掛けてしまった 。