第16章 松本 ルーム 3
~ 松本side ~
翔さんの手が 俺の中心へと向かう 。
「 あ ... 、や ぁ ... っ 」
櫻「 嫌だって ... ? 続きしてって言ったの誰だよ ? 」
耳元で囁く低音ボイス 。
それだけで 身体が震えてしまう 。
櫻「 したいのか ? 嫌なのか ? 」
「 ... し たい ... 」
そう言って 翔さんを見上げると 、優しく頭を撫でられた 。
櫻「 俺も我慢出来ねぇから 、カクゴしろよ ... ? 」
またその低音ボイスで囁く 。
さっきまで太股を撫でていた手が 、ズボンの隙間から侵入し 、下着の上から俺のモノを撫で始める 。
「 ん ... ぁ ... っ 」
見なくても 先から雫が溢れてるのが解る ...
翔さんにも バレてるのかな ...
櫻「 もうここ濡れてるけど ... ? 」
... バレてた ...
「 し 、翔さんの早く欲しいの っ ... 」
櫻「 ... ふぅん ... 、可愛い事言うね ... 。でも まだあげない ... 」
え ... ? 我慢出来ないって ...
櫻「 お前には 、最高に気持ちよくなって欲しいからさ ... 、限界まで我慢したほうが 、いいだろ ... ? 」
その言葉だけで 、ゾクゾクする ...
もう我慢出来ないのに 、これ以上我慢して 翔さんが入ってきたら ...
俺 、どうなるんだろう ...
恐怖と期待が入り交じり 、訳の分からない感情になる 。
櫻「 苦しそうだし ... 、脱ぐぞ 」
そう言うと 、俺の返事も待たずに 、ズボンと下着を脱がしていった 。
露わになった自身の先からは予想通り雫が溢れていた 。
それを隠そうと両手で覆うと 、翔さんが俺の手を後ろにまとめ 、近くにあった翔さんお気に入りのネクタイで縛り上げた 。
櫻「 この方が 、燃えるだろ ... ? 」
手を後ろで縛られ 、抵抗することも 隠すことも出来なくなってしまった 。
その背徳的な状況に 、翔さんの言う通り 、俺も徐々に昂っていた 。