• テキストサイズ

【文スト】不思議の国の異能少女

第4章 安全確保


「失礼するよ。」

「!広津さん。」

ノックをしてから入ってきた広津に中也は反応する。

「太宰君は如何したのかね?」

「太宰なら手前ぇーの探し物を捜しに行きましたよ。」

人に仕事押し付けやがって。そう呟き、イライラしながら答える。

「もう報告が来てると思うが先手を打たれてしまってね。」

「らしいですね。」

「目撃者と思われるのは全員女子供。気は進まないが少々強引に口を進めるとするよ。」

「手伝いましょうか?」

「否、大したことではないから結構だよ。殆どが15、6程の齢の娘ばかりだ。直ぐに済むだろう。」

「殆どが?」

特に気になった訳ではなかったが。
中也は疑問を口にする。

「2人程、更に幼い子供が居てね。その内の1人は異国の人形の様な色彩だよ。」

「そうですか。」

何処かで聞いたことあるような。

「何かあれば何時でも言って下さい。」

中也が告げる。


広津は頷き、部屋を後にした。
/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp