第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
「私の『狂った御茶会』は発動した空間と同じ規模を異空間に切り替える異能ーーー元の空間が無ければ存在できない」
「!?」
殺せんせーが青褪める。
「この空間が途切れたときが、あの地下空間の消滅だよ」
「如何したら…!」
「今、空間が保っている間に異能を解くからあの二人を抱えて直ぐに真上に飛んで欲しい」
真上ーーー
先程開けた穴か、と瞬時に理解する。
「本当はこんなところに来なくても良かったんだけど逃げれるだけの隙も欲しかったし、何より………死体なんて教育上善くないだろうからね」
「……。」
アリスの配慮に殺せんせーはぽんぽんと頭を撫でた。
その行動にキョトンとして、アリスはニコッと笑った。
そして、カルマと不破を呼び寄せ二人を着ている服で覆う。
「えっ!なにも覆わなくてもいいじゃん!」
「ダメです!危ないですから!」
めっ!と怒りながら準備して、アリスにコクッと合図を送る。
それを見計らって、アリスは異能を解除したーーー。