第19章 異世界コラボ~暗殺教室編~
図書館に着いて4人はチラシをしっかりと読み直していた。
「今週の土曜かー。期末も近いし丁度良くね?」
「うん!」
「俺もやってみようかなー」
3人が揚々と話す中、磯貝だけうーんと悩む。
受けたいだろうが、金銭面の事だろう。
「あー。そうだ!律!この写メ皆に送ってよ!」
『お任せ下さい』
モバイル律が敬礼をして、皆―――3ーEのクラスメイト全員に送付する。
「全員に100円ずつ借金しようぜ」
「いや、でも」
前原の考えに磯貝が慌てる。
「返すのは殺せんせーの賞金が手に入ってからでいいぜ」
「!」
その言葉に、渚も杉野もにこやかに頷く。
磯貝はこのクラスで「クラスメイトに頼る」事を学んだばかりだ。
少し、考えて「サンキュー」と言う。
「まあ、ちょっと内職で稼げるものもみてみるから」
そんな話をしている間に、前原のスマホには「私も」「俺も」と返信がやって来ていた。
それを見ながら4人は勉強に取り掛かったのだった。