第18章 異世界コラボ~銀魂編~
「まあ治兄と話し合った訳じゃないから本当にそんな状況かは判らないし、日付も私が一方的に連絡しただけだからどうなるかはやってみないと判らないけどね」
アリスは少し悲しそうな顔を浮かべる。
「何か懸念する事でも?」
「………妙さんと私、1つしか歳が離れてないんだって」
「?知ってまさァ」
「私は17歳だけど神楽ちゃんよりも幼く見えるでしょ?」
「……まあ正直」
「仕方無いんだけどね……大人になるには未だ未だ掛かるかな」
「見た目は子供、頭脳は大人ってやつですねィ」
「前にも誰かに云われたことあるなーそれ」
アリスがクスクス笑う。
「でも私は中身も子供だよ」
「?」
とてもそうは思えないが。
沖田は思いこそすれど声を出すことは無かった。
「まあ明日になれば全てが判る――かな」
子供とは思えない顔で呟いたアリスを見て、沖田は小さく息を吐いた。
夜は更ける。
そして、約束の時間を迎えるのだった―――。