• テキストサイズ

【文スト】不思議の国の異能少女

第18章 異世界コラボ~銀魂編~



結局―――。


「3日も寝てたのね」

カレンダーを見ながらアリスは溜め息を着いた。


壁に飾ってある日めくりカレンダーは「18」の数字が書かれている。


「中々戻ってこないから心配したよ」

「『狂ったお茶会』を発動したからかな」

敦が淹れてくれたお茶を啜りながらアリスは苦笑した。


「アリスちゃんが居なかった間、新八君達には会えなかったよ」

「そっか」

「……本当に大丈夫かな?」

「何が?」

深刻そうな顔をして訊ねる敦にキョトンとしながら返すアリス。

「だって、24日丁度に帰るんでしょ?このまま会えなかったら」

「あくまで予定だからね。無理だったら次の機会を作ればいい。ネックレスが存在していさえすれば絶対に帰れる。24日って云ったのは――………」

「……云ったのは?」


アリスの顔が少し曇る。


そして




「嫌いな日だから」





曇りを含んだまま笑顔を作って、云った。


「!」



実の両親に売られたと云っていた。


そのせい…否。
それが切っ掛けで、幼いながらに黒い世界で生きてきたと語っていた。


その途中で人を殺したことがあると話していた。



アリスが嫌いな日と云えば

『あまり善くないこと』




そのことを瞬時に察知した敦は、
それ以上深く訊くことはしなかった。



/ 565ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp