第18章 異世界コラボ~銀魂編~
「知っておきたい場所とかアルか?」
「色々、買えるところに行きたいなー」
「アリスお金持ってるノ?」
「うん。持ってるよー」
「ほえー。昨日来たばかりなのに凄いアル!」
「神楽ちゃんも働いてるんでしょ?」
「ウチは仕事がある時と無いときがあるから毎日カツカツアルよ。たまに入る収入も銀ちゃんがタマタマ遊びに使っちゃうアル」
「タマタマ遊びっ!?」
神楽の言葉にギョッとしながら突っ込む敦。
「神楽ちゃんん!?タマタマ遊びって何を誤解されそうな事言ってんのォ!?ただのパチンコだからァ!」
「うわぁ!」
いかがわしい遊びを想像してしまった敦の後ろから大声が乱入してくる。
現れたのは銀髪クルクル髪の男性。
その銀時の必死の弁解…の声に驚いて仰け反る敦。
「「あ、銀ちゃん(さん)」」
あ、居たの。
と言わんばかりに薄い反応を示す二人。
「銀ちゃんのほうが言い易そう…私も銀ちゃんって呼んでいい?」
「おー!何でもいいよ!ってアリスちゃんを捜してたんだよ!」
そういうと懐を漁り出す銀時。
「ちゃんと中ったみたいだね」
「そうなんだよ!あんな短時間で100倍以上の儲けだったんだよ!ハイ、コレ!」
そう言って取り出されたのは茶色い封筒。見覚えのある厚みに敦が恐る恐る口を開く。
「アリスちゃん……もしかしなくてもそれって……」
「ん?お金だよ?取引したからね」
「お金!?アリス!騙されたら駄目アルよ!?よろず屋にそんな大金あるはずナイネ!偽物かもしれないヨ!」
「可哀想に…銀ちゃん。神楽ちゃんにもお小遣いあげなきゃ駄目だよ?」
「この金の半分はコイツ等の食費になるんだよ!だからコレは銀さんの飲み代にしますっ!」
「銀ちゃん!まだお金を隠し持ってるアルか!?給料寄越すアルー!酢昆布10箱分!」
ギャーギャー云いながら銀時に襲いかかる神楽を微笑みながら見ているアリス。
「……酢昆布10箱って給料安いよね!?」
「あっくん、此処に来てからツッコミのスキルが上がったよね」
「えぇ!?そんな積もりじゃ無いんだけど……。」
アリスがクスクス笑って云う。
でも確かにツッコミばかりしている気もするため完全否定は出来ない敦。