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【文スト】不思議の国の異能少女

第18章 異世界コラボ~銀魂編~


―――

「良く判んないけど何かあったら今日と同じように10時に寝よう。そしたらこんな風に会えるかもしれない。」

「そうですね。帰る方法が分からない以上、お互いの情報の共有が必要でしょうし。」

「銀さんや神楽ちゃんの事も気になりますしね。」


ひとしきり話終わると3人で取り決めを行う。

どういう条件で此処に居るか判らないため今日と同じことをすればいいのでは、という結論に至ったようだ。


「「「!」」」

そうこう話している時、突然、自分達の身体が透けてきていることに気付く。

「何だ!?」

「もう朝なのかもしれないね。」

「なるほど。ではまた会えることを祈ってお別れしましょう?」

新八は驚いているが敦と妙は少し冷静であった。

流石、年長者。

そう思いながら敦に別れを告げた瞬間、完全に姿が見えなくなった――。


「!」

ハッと目を覚ます敦。
目に入ったのは寝たときに見たのと同じ天井。

そして自分の布団の隣に目をやる。

「矢っ張り夢の中だったみたいだね。」

既に畳まれた布団。

殆ど使用されていないだろう其れに自分が使用した布団を積んだ。

身支度を素早く整える。

そして、隣にいた筈の少女を探しに部屋から出た瞬間

「あ、敦君!おはようございます。本当に早いですね!」

声を掛けられた。

「おはようございます。えっと……山崎さんでしたっけ?」

「はい。」

手にバドミントンのラケットを持った山崎に会い、挨拶を交わす。

「アリスちゃんの方はまだ眠ってるのかな?」

「否、それがもう既に部屋に居なくて…」

「えっ!?それは大変だ!捜しまし……」

「山崎ィ……朝練サボって何やってんだぁ……?」

突然、敦のモノとは別の声が割り込んでくる。

ビクッ

そろりと声の方向を見る山崎。

「副長!おはようございます!」

「元気良く挨拶したからって誤魔化せると思ってんのか!?早くしろ!」

「はいぃぃぃぃ!!」

慌てて何処かに走り去る山崎。
その姿に盛大に舌打ちする副長、土方。

「おはようございます。」

「…おはよう。」

「朝練、見学して良いでしょうか?」

「ああ?見ても楽しいもんじゃねーぞ?」

「邪魔はしません」


そう云う敦を連れて、土方は朝練を行っている庭に向かった。
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