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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第35章 35話



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このシーツを干したらひと段落・・  と


ガサガサッ


「ん・・?」




「っひ!!」




いやぁぁぁあぁあああああああ!!!






森中に私の悲鳴が響いた



あれから数日たったある日、私は家事の手伝いや料理など出来る限りのお手伝いをして過ごしていた。


今はお昼過ぎ、昼食も終わりシーツを干している最中
背後で物音がしたと思ったら



突然身体が宙に浮いた




「ひゃぁぁああああ!!なになにな・・・・キャーー!!!」



獣臭い匂いに嫌な予感がした

確実に何かに吊り上げられている感覚


後ろを振り返るとそこにはとてつもなく大きな獣の前足と鋭い爪が目に入った

そして確信する。










私は今ミケに咥えられている










「名前!!」


叫び声を聞きつけてか、ゴンがこっちに走って来てくれた
居た場所がすぐ隣の裏庭だったからだ

レオリオと遅れてクラピカが家から出てくるのが見えた。


「ゴン!!たすっ・・いやぁぁあーー!!!」



ゴンの放つ釣り竿の浮を避けるように、ミケは私を咥えたままその場から走り去った


遠ざかっていくゴンの私を呼ぶ声は、すぐに聞こえなくなってしまった・・・。






私はこのまま喰い殺されてしまうのだろうか・・

とてつもない絶望感に苛まれる中、乱暴に私を振り回しながら走るミケに叫び泣いていた。


ところが、あっという間に何処かに着いたのか、私はある場所に下される

「・・っ・・ひっく・・・うう」



ぺたんと冷たい床に降ろされて私はそこが地面でない事に気付いた


驚いて周りを見渡すとそこはベランダの様な踊り場で窓の向こうの室内から誰かがこちらに来のるが見える


「・・っぅ ズズっ・・  ・・・?」


「やっぱりミケにやらせるんじゃなかった、制服に穴が開いたな。」








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