【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第34章 34話
「ハッタリだろ?」
ゴンがガイドさんとそう話していると、後ろから柄の悪い男2人が出てきた
ゾルディック狩りと称して、殴り込みに来た賞金稼ぎだ・・
「あ、そうだ・・!」
いけない、忘れてた!!この人達ミケの餌に・・!!
「あっあの!!」
「なんだー?嬢ちゃん、邪魔だぜそこどきな」
「ししし死んじゃいます!やめてください!!」
酷い話だが、ここでも犠牲者が出る事を私はすっかり忘れていたのだ・・
急いで駆け寄り、ゼブロさんから鍵を奪った男たちが向うドアの前に立ちはだかる・・
「だからそんなのハッタリだって言ってんだろ、邪魔するんなら殺すぜ?」
「ひっ・・、で・・でも・・。」
「どけよ!!」
「キャアッ・・!」
苛立ち始めた男に突き飛ばされ、ドサッと地面に倒れる。
ああダメだどうしよう
「お願い!行かないで!食い殺されちゃうの!!」
バタン
そんな声も虚しく、その小さな扉は閉まった。
私は咄嗟に目をつむり、耳を塞ぎ、縮こまりながら叫ぶ事しかできなかったのだ・・・・・・・