【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第30章 30話
「私と会長以外は知らない事実になりますが、貴女のお役に立てる事はあると思いますよ」
私は微笑みながら紅茶を受け取り一口頂いた。
サトツさんもカップを口元へ持っていき優雅に紅茶を飲んでいる、立ち居振舞いが本当に綺麗だ。
「はぁ・・・、この紅茶おいしい・・」
私はうっとりとしてそう呟く・・・
「貴女の元気が出るようにいれましたからね」
彼がそう言った途端・・
窓から少し強い風が吹き
サァっとカーテンが揺れた
私とサトツさんの間にレースが舞う
そのせいでよく伺えなかったけれど
無表情なサトツさんの顔が少し笑った気がした・・
「元気・・出ましたよ・・ わたし、サトツさんの事大好きです。本当にありがとうございました。」
「困りましたね、貴女と私では少し歳が離れ過ぎている」
「ふふふっもう、そういう意味じゃない事くらい解ってるくせに」
「照れ隠しですよ」
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