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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第4章 4話


「受験番号も付けてないみたいだしねぇ
せっかくドラマチックな出会いをしたっていうのに、このままサヨナラだなんてもったいないよ。
そうだな…ボクの装備として、試験が終わるまで付き合ってもらおうかな」

「…お願いします、勘弁してください。」

「いいじゃないか、楽しそうだろ?」

ヒソカはそうニッコリ笑うと、やっと私を下してくれた。
どうしてか分からないけれど、ヒソカは私を気に入ったと言って見逃してはくれないみたいだ…

装備って何?なんで私が…?と困惑したけれど、ヒソカの頭の中なんて到底分かりっこない…。

「常にボクの傍に居ろとは言わないよ…束縛的な男は嫌われるからねぇ…」

そういう問題じゃない…!だなんて、絶対口にも顔にも出せないので心の中で嘆く私

とにかく…こうなってしまったらもう逃げられる気がしない…。
うまくヒソカに取り入って試験をやり過ごそう…。

果たして私は生きて自分の家に帰れるのか…
そんなこと…今は考えない方がよさそうだった。





ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ

「ただ今をもって受付時間を終了いたします」

サトツさんだ!


「では これより、ハンター試験を開始いたします」

とうとう本当に引っ込みがつかないところまで来てしまったらしい。
「こちらへどうぞ」と言うサトツさんの早歩きと共に、一次試験は試験は始まった…


え……?ちょっとまってこれって…

「どうしたの?走らないと置いて行っちゃうよ」

う…嘘でしょ…、今朝も全力疾走したのにまた走らされるなんてこんなの…



こんなの無理に決まってる!


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