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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第29章 29話


「ありがとうございます・・。あの・・2人は今どこに・・」


「・・・・ボドロ氏は集中治療室で治療を受けていますが、命に別状は無いと聞いています。
キルア氏は貴女を刺した後そのままこの会場を走り去ってしまいました。委員会はその後彼を失格とし、他の合格者は簡単な講習を受けています。」

「よかった・・」




「・・・私からも、いくつかお伺いしても宜しいでしょうか?」


私が改めて胸を撫で下ろすと、サトツさんは少しの間を空け、そう切り出した。
私は勿論、どうぞと頷く


「貴女はたった今『よかった』とおっしゃいましたが、現状は決して喜ばしい状態ではありません
貴女は怪我を負い、キルア氏は失格となり、ボドロ氏に至っては重傷の上まだ治療中です。
何故貴女は仲間に負わされた自分の傷を気にする訳でもなく、2人の安否をお聞きになり涙を流して喜んでいるのでしょうか?」




そ・・そうですよね、普通に考えたらおかしいですよね・・。


痛い所を聞かれてしまい、なんとお話ししようか私が戸惑っていると
サトツさんはすっと立ち上がり「お茶を入れてきましょう」と奥の部屋へと行ってしまった。

きっと長い話になる事を察したのだろう、本格的に話さなければいけなくなりそうだ・・




「ダージリンです、お嫌いですか?」

「いえ・・、ありがとうございます。」




「さて・・」とサトツさんは椅子に深く腰掛け私に体制を向けた。















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