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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第28章 28話


「名前ちゃん・・、こうなる事も知ってたのかよ」

レオリオは焦りを隠さずにそう言う

「レオリオ!少し考えれば解るだろう、彼女も訳があって黙っているんだ・・!攻めるのであれば名前ではないはずだぞ」

私が俯き黙っていると、クラピカがそうフォローしてくれた・・。

「ごめんなさい・・・私も黙っているのは辛いんです・・。でも・・」

「まいった、オレの・・・・負けだよ」

結局こうなってしまった・・

私が何もしなかったから・・・

「おい!キルア!!大丈夫か?・・・・おい!!」

「キルア!!聞こえているのか!?」

そうして私達の所へ戻ってきた時には、キルアはもう、本当の闇人形の様になっていた・・。

瞳には光がなく、淀んでいて・・・四肢は力なくぶら下がっているだけ

私達がどんなに呼び掛けても、何も聞こえていないようだった・・・。

これも・・全部イルミが・・・・?

そんなキルアを目の当たりにし、私には怒りの感情が湧きあがっていた。

遠くに居るイルミを睨みつけていると視線に気づいたのか奴はこちらを向く

突然目があった事に少し驚いたが、すぐに憎しみをこめた顔で彼を更に睨みつけた。

「ダメだ、オレ達の言う事が全然聞こえてないみたいだぜ・・」

「キルア・・」

ただ宙を見つめ何にも反応しないキルア・・、私は出来るだけ近くに居て動きを見張っている事にした・・。

そう、次は第六試合・・・ボドロ対レオリオの番だ・・

間違いなくキルアはそこでボドロを殺めてしまう・・・、それを何とかしてとめなくちゃならない

刻々とその時は迫っていた

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