【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第22章 22話
それまで強気な発言をしていたレオリオも、『死』という言葉を聞いて少し驚いている様子だ。
「そ、それでもお前らは関係ないんだ、ついて来るなよ」
「そんなのやだよ!」
私の言葉を振り切り更に歩みを進めたレオリオに今度はゴンが止めに入った。
「私も、レオリオ1人で行動する点には反対だ、同盟を組んだ以上見捨てる訳にはいかないからな」
「・・・じゃあ同盟は破棄だ!!協力してもらって勝手な言い分だが、ここからは1人でやる、お前らはもう戻れ!」
「やだ」
「うむ」
「んだとコラ!!」
「オレ達が勝手に残ってるんだ」
「それなら文句はないだろ?」
「・・・っち、勝手にしろ。預けるぜ」
そう言うとレオリオは鞄をゴンに投げ渡した。
「私も!勝手にします!」
「・・!!おいおい・・冗談はよせよ名前ちゃん。そこをどいてくれ」
私は洞窟の入り口に立ちはだかった
とゆうか説得以外にレオリオ達をここに待たせる考えが浮かんでいないだけなのだけど
「お願いします!ここは私に任せてもらえませんか?!
じゃないと、私がここに来た意味がなくなります。私がこの世界に居る理由なんです!
そうでないと・・お荷物の私はこれ以上レオリオさん達と一緒に居られないです・・。」
「・・っ、なんだよ・・泣くのはいけねーぜ、女の涙はずるいだろうが・・。
しょーがねーな、じゃあもう少しだけオレは情けなくも助けてもらう事になる訳だ・・。」
「レオリオさん・・!ありがとうございます!」
「助けてもらう方がお礼を言われるってのはおかしな話しだな」
そういってレオリオは私の頭をポンっと叩くとゴンから鞄を受け取った。
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