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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第20章 20話


「おいおい名前ちゃん、あいつの肩持つ事はないんだぜ?
オレから見てもヒソカの名前ちゃんに対する扱いは良い様には見えねぇし
まあおめぇ自身がそう言うなら、オレらからは気をつけろとしか言えねぇけどな。」

肩をすくめて困った様に笑うレオリオに私も苦笑いを返す。

「まったくややこしい境遇だな」といいながらクラピカは焚き火を消した。

夜中だがこれから移動するらしい、そして恐らくこの移動途中でヒソカに見つかり
プレートの取引をする事になるんだろうけど・・私は彼らに何も言っていない
というのも、二人は私の境遇を知っても未来について聞こうとはしなかったから
私から必要の無い情報を与えるべきではないのではと考えたのだ。

プレートは奪われてしまうけど、そのあとポンズのプレートも無事ゲットできる訳だし・・


「ところでよぉ、名前ちゃんはどうしてヒソカについていかなかったんだ?」

森の中をさくさく進んでいると、レオリオさんにそう言われた。

「・・それは私も気になっていた、さして聞く程の事でもないかと思って口にはしなかったが」


「ああ、それはですね・・」

・・・・・・・








「一番敵との接触が少ないから・・か」

「それは困った話しだな。私は既に目標の点数を集め終えたが、レオリオはまだだ
このままターゲット、もしくは他の受験者に接触できないとなると・・」


「おいおいよしてくれよ縁起でもねえ・・!だ、大丈夫なんだろ?見つかるんだろ?オレのお姫様はよう」

情けない声でレオリオは項垂れ、私にそう訪ねてきた。
反射的にクラピカに目をやると、彼は首を横に振り言ってはいけないという目配せをする。
私はそれに頷いた

「だめですよー、言ったらレオリオさん頑張らなくなっちゃいますから。
あくまでレオリオさんが必死に努力した結果しか私は知らないので、もし喋ったらもっと悪い結果になっちゃうかもしれませんよ」

「!!・・・もっとわるいけっか・・・?」


あらあら・・


私のその言葉を聞いた瞬間、レオリオは完全に気を落としすねてしまった。

ごめんねレオリオ

なんだか彼がちょっと可愛いく見えた







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