【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第20章 20話
「やはり・・、何か事情があるとは思っていたが」
「まさかそんな話、信じられねーぜ・・」
「・・・・・。」
クラピカとレオリオにも話してしまった
私が第三者の視点からこの世界を見る事の出来る世界に居た事を
この先の事は何も話していない為、やっぱり簡単には信じてもらえないようだけど、それでもいい。
とにかく今は、私が危険を犯してまでとる行動に二人が納得できるような理由がなければならない
レオリオとクラピカにこの話をするのは予定していなかった事だが、いずれは話す事になっていただろうし
これで私もは少しは動きやすくなるだろう。
「この話は他の人物にも?」
「はい、ヒソカさんとポックルさんが」
「意外な名前が出たな、てっきり会長のじーさんかそこらだと思ったぜ。
しかしよくハンター試験から摘み出されなかったよな、確か二次試験の後に試験官達と話してただろ?」
「あー、あの時は私もよく解らなかったんですが、ヒソカさんが私の事を生き人形だがなんだかって
そう言ったら会長さんもしかたないって事になって・・・、他の試験官の人達はなんでか怒ってましたけど・・」
「生き人形?!」
「なんだそりゃ」
「生き人形とは古代の禁忌とされている魔術だよ
生きた人間を自分の思うままに操れるようにしてしまう恐ろしい術・・
真実は定かではないが、あるカルト教団で押収された古書に記されてあった黒魔術だ。
神話などに出てくるのを何度か目にしたが、現実にあるとは思えないな。
ヒソカは恐らく君を自分の道具として配下に置く事で、この試験に巻き込もうとしたんだろう・・。」
ああ・・・なるほど
だからメンチさん達があんなに怒ってたんだ・・
「まきこむ・・というか、どちらかと言えば私が巻き込んでしまっているんですけどね・・。
ヒソカさんには助けてもらってばっかりです。あの人が気まぐれでも親切にしてくれなかったら、私はここに居る事すらできなかったんですし・・」