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【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ

第19章 19話





「キキキィィーー・・・!!」

「カムリ・・!?・・!!カムリイィィィ!!!」


その鳴き声に気付いたソミーは、慌てて棒切れを捨てお猿を追いかけて行く


私はというとお猿を投げ直ぐさま林から飛び出し、レオリオのプレートをキャッチ

トンパは必死にソミーを呼び戻していた。





「名前!?」

「いたたた・・」



スライディングして少し腕を擦りむいてしまったみたいだ・・
起き上がりながら埃をはたいて立ち上がると、レオリオさんが駆け寄ってきた。


「お前どうしてこんな所で・・、というか怪我はしなかったか?!」

「へへへ、ちょっと肘を擦りむいただけです。・・はい、レオリオさんプレート」



プレートをレオリオに渡す様子を見て、何が起こったか解らなかったトンパも作戦が失敗した事を理解したようだ
踵を返して走って行ってしまった。

その刹那、鈍い音と悲鳴が聞こえたのできっとクラピカがやってくれたのだろう。












「やーーー!!しみるぅぅ・・・!!」

「これ以上そっとなんてできねーぞ!我慢しろ!」


その後、無事ソミーとトンパを捕らえ、制裁を加えたレオリオとクラピカは
二人からプレートを没収し、森の木に縛り付けてその場を後にした。



私はというと、落ち着ける場所に移動して
レオリオさんに手当を施してもらっている最中だ・・

これが染みる染みる




「しかし何故あんな無謀な事をしたのだ。待っていてくれと言っただろう」

「・・・ごめんなさい」

「なにもそんな怖い顔で言うことねーだろクラピカ、そのおかげでオレのプレートは無事だった訳だし
二枚もプレートをゲットできたんだぜ?本当にありがとうな、名前ちゃん」

「あ・・いや・・。でもこうして結局は怪我をして手当までされて・・。申し訳ないです。」

「解っているじゃないか、君が怪我をしては意味が無いだろう。この程度で済んだから良かったものの
大怪我でもしたらどうするつもりだったんだ。試験中ではろくに手当もできないんだぞ」


・・・まさかクラピカにこんなに怒られるとは・・. 目が本気だ・・本気で怒ってる・・・






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