【HUNTER×HUNTER】pleats-プリーツ
第140章 140話
「それは一先ず後で聞こうか。
それでパクノダ、そのゴンという人間の記憶は、名前を信じるに値する記憶だったと?」
「ええ、彼女の今までの言動すべてと辻褄が合ったわ。未だに信じられないけれど、記憶は偽れない。」
「そうか…。これはオレの方で得た情報だが、2日前に名前が言っていた”競売を襲うことを予言した念能力者が居る”という話も本当だった。」
「やっぱり…ネオンと会ったんですね。ならどうしてあんなことを…」
クロロはネオンに占ってもらったのだろうか…、だとしたらウボォーは生きているのだから占いの結果は原作とは違うはず
それなのにどうしてオークション会場はあんな戦場に…
「お前も知っている通り…、100%当たるはずの予知能力でウボォーの死が暗示されていたからだ。
そして本来ならばウボォーは死に、占いの予言は当たっているはずだった。」
「…?!」
死の暗示…?!
占いの結果は変わっていなかったということ?
でもどうして…ウボォーさんは生きているはずなのに、なぜネオンの占いでは死んだことになってしまったのだろう…
「分からないか?この占いの結果こそ…奇しくもお前がこの世界の人間ではないことを裏付けている」
パクノダの証言を聞いた時から、何か考え込んでいるようだったけれど…
どうやらクロロは独自の見解を得たらしい。
何も掴めていない私は、困惑した表情でクロロを見つめた。
20240314